2021年12月9日9 分性自認で法的性別を上書きする制度がもたらすもの。「すべての人が自分らしく生きられる社会を目指します」 最近、LGBT施策を実施する地方公共団体は、このフレーズを使って、その施策がLGBTの人権を考える上で素晴らしいものであると、そこに住む人々にその必要性を説明しています。...
2021年12月6日12 分男性スペースを利用する「トランス男性」から考える色々皆さんもご存知のように、 「トランスジェンダーという用語が包括するセクシュアリティである人々(以下、トランスジェンダー)が、生物学的性別の別で分けられたスペースに対し、性自認を根拠に、自己の生物学的性別と異なるスペースを利用しようと試みるかどうか」...
2021年12月1日13 分性同一性障害から性別違和に変更されて何が変わるのかWHOのICD-11が2022年1月1日より発効することにより、国際的には、性同一性障害という精神疾患はなくなるという話を、聞いたことはないでしょうか。 それを根拠とし、 「性同一性障害がなくなる以上、性同一性障害特例法は廃止せよ」 「性自認だけで性別変更することを認めよ」...
2021年11月29日13 分SDGsにおけるLGBTの扱い(この記事において、引用元は全て、外務省ホームページ) SDGs:持続的な開発目標 (Sustainable Development Goals) が2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載されている、2...
2021年11月27日14 分“トランスジェンダー”について考える「トランスジェンダー」という用語を聞いて、皆さんはどのような人々を思い描くでしょうか。 性同一性障害の診断を受けた人 生物学的性別(体の性)と自己認知の性別が一致したり、不一致になる人 体と心が一致しているが、異性装をする人...
2021年11月27日5 分「性自認の法制化等についての4団体の共同声明」記者会見&討論学習会のご報告2021年11月25日(木)に参議院議員会館にて、表題の通り、女性スペースを守る会主催の記者会見と討論学習会に、共同声明の発表団体(女性スペースを守る会、白百合の会、日本SRGM連盟、芙桜会)の代表のひとりとして、出席致しました。...
2021年11月18日7 分NHK紅白歌合戦のリニューアルに「ジェンダーの多様性」を絡める違和感毎年、大みそかはNHKの「紅白歌合戦」を観て、そのあと「ゆく年くる年」を観ながら、新年を迎える方は、少なくないのではないでしょうか。 私も、実家で両親、と言っても、最近は父が早く寝てしまうので、もっぱら母と愛犬の”三人”で、紅白とゆく年くる年を見て新年を迎えるのが定番になっ...
2021年10月31日7 分結局、性的マイノリティやLGBTは「おかしい」「変態」で良いのか皆さんは、最近、「LGBTQ」や「LGBTQ+」あるいは、「2SLGBTQQIA+」など、従来のLGBTという表記が、少なくとも「Q」がついたものに変化していることに、お気づきでしょうか。 この「Q」とは一体何なのか。 実はこれ、...
2021年6月12日13 分イギリスの平等法は、LGBTに限定したものではない要旨 今回は、イギリスの「Equality Act 2010」、日本ではいわゆる “平等法” と言われている法律について、読み解きたいと思いますが、この目的は、“LGBT施策の先進国” と言われる諸外国で、「実際の法律が保護する対象は何か」を正しく理解し、日本において、性的...
2021年6月3日14 分“性自認” はGender Identityの翻訳語としては不適切である要旨 今回は、LGBT理解増進法案で問題とされている2点のうち、「性自認」について、考えてみたいと思います。 その結論として、Gender Identityの翻訳語としての「性自認」は不適切だと断じ、その訳語として「性別認識」を提案します。...
2021年5月8日6 分LGBT理解増進法(2021年・自民党案)の成立を妨害するLGBT活動家及びその支持者(アライ)に断固抗議する【要旨】 クローゼット(「カミングアウトしていない」の意)である性的マイノリティ当事者の意見を全く聞こうともせず、勝手に性的マイノリティの代表として活動する、或いは、高額のLGBT研修会や講演活動、“虹(レインボー)グッズ”...
2021年5月4日20 分LGBT理解増進法案(2021年・自民党案)を考える現在、自民党の性的指向・性自認に関する特命委員会(委員長:稲田朋美衆議院議員)において、LGBTへの理解を促進するための法案(「LGBT理解増進法案」と呼ばれている)が取りまとめられ、現在開会中の通常国会(第204回国会・2021年6月16日までの予定)に議員立法として提出...
2021年4月23日17 分性同一性と性自認の違いこのブログの読者の皆さんの中には、「性同一性」や「性自認」という言葉を聞いたことがない方も多いのではないでしょうか。 しかし、性的マイノリティを理解するうえで、この性同一性や性自認を正しく理解することは、必要不可欠です。...
2021年3月25日1 分同性婚:婚姻に相当する制度並びに関連する法的効果についての法律を求めます一般社団法人芙桜会は、2021年3月17日に言い渡された、いわゆる同性婚訴訟(同性の者同士の婚姻を認めていない民法及び戸籍法の規定が憲法13条、14条及び24条に反するにもかかわらず、国が必要な立法措置を講じていないことが、国家賠償法1条1項の適用上違法であると主張し国に損...
2021年2月18日8 分”変態”と後ろ指をさされることなかれ随分と思い切ったタイトルにしたと思われる方もいらっしゃるかもしれません。 しかし、男性同士の性的接触でHIVに感染する割合が、他の性的接触の割合よりも高いことは、国の調査で明らかになっており、依然として、性的マイノリティ、特にゲイやバイにとってHIV/AIDSの問題は決して...
2021年1月26日1 分三重県議会での活動について2020年10月14日に行われた、 「差別解消を目指す条例検討調査特別委員会」での、 1.私のプレゼンテーション(約50分) 2.質疑応答(約60分) については、以下のアドレスで、公開されています。 私が作成したプレゼン資料なども、ダウンロード可能です。 三重県議会 中継...
2020年12月30日13 分今、“わたし”に会いにいく芙桜会の活動の一環で、先日、ある方とお会いし、色々なお話をしたときに、「人と違うことに、誇りを持つ」ことの大切さを感じました。 “人と違うことに悩んでいた私” のことを公にし、人と違うことを恥ずかしいものや悲しいこととせず、「人と違うことがラッキーなんだ」と思えること、...
2020年11月21日7 分チェリまほ、恋する母たち、ハルシオンデイズ2020この秋、テレビドラマや演劇で、性的マイノリティが登場する作品を、立て続けに目にしています。 この記事を読んでくださっている方にも、記事のタイトルをみて、ピンときた方もいらっしゃるのではないでしょうか。 それらを見て感じたことを、ネタバレしないよう、細心の注意を払いつつ、まと...
2020年9月19日10 分「LGBT利権拡大運動」対策マニュアル ①(芸能・芸術編)芙桜会で活動を始めて6か月が経とうとしています。 その間も、性的マイノリティのうち、LGBT、その中にいるLGBT運動家とその支持・協力者(性的マイノリティとは限らないことに留意)が、芸術や芸能の作品や演者に対し、抗議行動を行うのを目にすることが、複数回ありました。...
2020年9月16日9 分PrEPについて考えてみよう ②今回は、「PrEP(プレップ;Pre-Exposure Prophylaxis(暴露前予防投与))について私の意見及び提言を述べる、2回目になります。 脚注:本文内では、エイズウイルスという言葉を「エイズ感染症(後天性免疫不全症候群)を引き起こす様々なウイルス」という意...